銀装堂書店について
当店は東京都府中市に拠点を持つ古書店です。
埼玉県古書籍同業組合加盟店
東京古書組合加盟店
全国古書籍商組合連合会加盟店
日本の古本屋参加店
銀装堂の考え方
古書・古物の業界では遠い昔から経験と知識に基づき、品物に金銭的な付加を付け、良品の保護と所蔵先の確保に努めてきまし た。
現存する豊かな遺産たちは古物業界の先人たちが、その一旦を担ってきた結果でもあると考えています。
個人の精神の象徴である品物を値踏みする事に抵抗を感じる方もいらっしゃるかと思われますが、後世にその品物を残す事を考えた場合、金銭的な 価値基準が大きく物を言う事になります。「高価なものは皆に大切にされる。」その一言に尽きます。
多様な価値基準を誰にでも分かる金銭的な価値に置き換え評価し、それに基づいた商いをする。
そして、今は評価されていないが、内容に優れており保存するべきものに対して積極的に手を差し伸べる姿勢も忘れない。それが古物商の仕事の本 質です。
当店ではその2つの信念に基づき商売を行っています。
●古いものは汚くても捨てないで下さい!
時を経た古い紙物、小物などは時として、誰もが知り得ない、忘れ去られた情報を内包している場合があります。当店では丹念に1点・1枚ずつそ れらの検証を行い、必要とされる機関や蒐集家にお届けしています。
地味な外見のものほど素晴らしい内容である事が多々あります。
古いものは処分してしまう前に当店までお問い合わせ下さい。
●古いものはお売り下さい!
図書館、資料館、美術館に無償で寄贈を希望される方がいらっしゃいますが、お持ちの品物がそれらの機関から熱望されて いる場合を除き、その善意が活かされる機会は非常に少なく、殆どの場合、これらの品物は人員や収納スペースの問題から日の目を見る事無く死蔵 します。 そ して暫くの時間を経て処分されます。
その様な事にならぬ様に一度、寄贈予定先と古物商の双方の意見をお聞き下さい。
広大な古物市場に放つ事により、その品物を本当に必要とされる場所に納まる事が多々あります。
●古書・古物の市場について
古書・古物の世界は様々な知識、経験により支えられ非常に広く深い市場を持っています。
多くの業者は市場の出入りを通し仕入販売の商いと品物の勉強をし、仲間同士のネットワークを構築しています。
古物の業者市は365日、朝~深夜まで全国のあちこちで開催されています。
美術品に関しては世界的な規模で開催される市場もあります。
古書の業者市も各都道府県の古書組合主催の元で毎日の様に開催されています。
特に神保町の古書会館では、古典籍・洋書・資料本などの専門市場が開催されています。
古物商の市場に出る事により適正な価値を与えられ、大切に保護され次の持ち主へ渡されて行きます。
その仕事が出来る業者は限られています。是非、「全国古書籍商組合連合会加盟店」の業者へお問い合わせ下さい。